■ 2007年 11月 ■
お仏飯って、なあに?



お仏飯(おぶっぱん)は、諸師、如来への布施です。
釈尊が朝、托鉢(たくはつ)に歩かれる時、在家信者が釈尊を敬う心から食べ物を布施したことに由来しています。
また、釈迦族は農耕民族だったとも伝えられ、米を食べていたともいわれています。
釈尊は、在家の信者から布施された食べ物は、どんなものでも残さず昼までに食べ、午後からは水分以外の食事はとらなかったといわれていることから、お仏飯を朝に備えてお昼までにはお控えする作法になったといわれています。
また、お仏飯は百蓮華の荘厳ともいわれ、本尊はその中に咲いたいちりんの青い蓮華を模しているともいわれています。
 
<真宗門徒としての心構えと作法>

 真宗門徒の生活の基本は毎朝夕の礼拝勤行にあるとされ、大変重要視されています。
これは、毎日の生活のなかで見聞きすることすべてが聞法であることを表しています。そうして如来の本願を聞き開いていくものになっていくのです。
まず正信偈・念仏・和讃と勤め、御文を拝読します。
これは釈尊をはじめとする七高僧などの諸師の説法を聞くということになりますから、供物として本尊にお仏飯を備えるのです。
お勤めをした後、本尊の前に一対、お備えします。
(※お内仏によって異なる場合もあります。)

※脇掛が名号(左:南無不可思議光如来、右:帰命尽十方無碍光如来)の場合はその前には備えません。
絵像(左:蓮如上人、右:親鸞聖人)の場合には本尊に一対、親鸞聖人に一つ、蓮如上人に1つずつ備えます。 また、(真宗の作法では位牌は用いないため)位牌の前には備えません。