■ 2007年 12月 ■
お斎(とき)って、なあに?

仏事は修行、修行は仏事。


斎は『つつしむ」の意。
   仏事の時にする食事。
   修行の一つ。
   精進料理が基本。


釈尊は出家者が午後を過ぎて食事をすることを禁じていたため、元来は午前の食事をさす。

食べることを"じき"といい、仏教徒にとって大事な修行の一つです。
お葬式もそうですが、食事はもっとも身近に「生きる」ということに触れる機会です。
仏事という意味が大事にされていた頃は、質素な食事ということで精進料理をたべていました。
しかし、いまでは通夜や葬儀・中陰・年忌法事などの席でふるまわれる食事は、地域によって様々ですが、おおよそ肉や魚などが普通になり、宴会と変わらない食事になっていることもあります。


仏教では『貪る/むさぼる』ことを餓鬼(がき)といい、厳しく戒められています。
自らの欲望の趣くままに次々に欲しがり、食べても食べても満足することを知らない在り方、そういったことに関心を持たない者を「人に在らず」として厳しく戒めてられています。

まして、"いのち"を摂るのですから、むやみに貪って贅沢をすることは、かえっていのちを無駄にしているといってもいいでしょう。
そういったことから、仏教ではなるべく質素な食事を心がけるということは、人として最も大事なこととされて来ました。



 ※最近ではスローフードやロハスが流行っているようですが、まさに精進料理はその代表格でしょう。
カロリーの高い食事は食べ過ぎると体を壊します。そういうことも含め、精進料理はカロリーが少なく体の調子を整えてくれます。
運動量に見合った分量を、作りすぎず適度に食べるということは、環境にも体にもとてもいいことでしょう。
欲ばらないことが大事ですね。