■ 2008年12月 ■
「浄土三部経って、なあに?(2)」


仏説無量寿経

浄土教の根本聖典の一つで、『観無量寿経』、『阿弥陀経』とともに「浄土三部経」と呼ばれる。

呼称は『大無量寿経/だいむりょうじゅきょう』、上下二巻からなることから『双巻経/そうかんぎょう』ともいわれています。
または略して『大経/だいきょう』とも呼びます。
 原題はサンスクリットで『Sukhaavatii-vyuuha/スカーバティービューハ』といい、それを翻訳すると「極楽の風景」という意味になります。
 現在ではサンスクリットの原典、チベット語訳、および五種の漢訳が現存しています。

支婁梼讖(しるかせん)
呉の支謙(しけん)
魏の 康僧鎧(こうそうがい)
唐の菩提流支(ぼだいるし)
宋の 法賢(ほっけん)

の翻訳があります。
内容
上巻は、王舎城(おうしゃじょう)の耆闍崛山(ぎしゃくっせん)というところで、弟子や菩薩たちに釈尊が説法しているところから始まります。
法蔵という一人の修行者(菩薩)が仏に成る物語が説かれます。
その法蔵は、無数にある仏国土(浄土)の中から安養の浄土を選びとります。そして本願(四十八願)が説かれます。
次に後半は弟子が釈尊に対して質問し、それに答える場面がいくつか出て来ます。私たちが思っている疑問を弟子たちはストレートに釈尊に聞いています。

下巻には、衆生がなぜ真実を求めるのかが説かれ、浄土への往生を願うよう勧められます。そして、一切の法が滅しても、この経だけは後の世にまで留めおいて人々を救いつづけると説いて終ります。