■ 2008年1月 ■
初参式ってなあに?

赤ちゃんが生まれたら、お寺へいきましょう。

初参式(しょさんしき)とは、生まれた赤ちゃんが、はじめて仏さまに出遇う大切な仏事で「お経いただき」・「初参り」などと呼ばれています。

新しい「いのち」とのご縁を家族みんなで喜び、そして共に生きる意味を教えてくださる仏さまの声を聞きましょう。
親ならば、こどもには幸せになってほしい、やさしい子にそだってほしい、こころ豊かに育ってほしいと願うものです。
人生には様々な苦悩、そして喜びがあります。苦しいことに出逢っても、生まれてきたことの尊さ、生きることの本当の意味を教えてくださる仏さまに出逢っていれば、それがどんな人生であっても、こころ豊かに一生をおくることができるのです。
わたしたちはみな仏さまに、「この苦しみのおおい世界を超えていく者となってほしい」と願われているのです。
そして、その仏さまの願いのなかに人生がはじまる悦びを形として表しています。
初参式は、仏の子どもとして、その願いの中に親子共に育てあっていくことを確かめる仏事です。