■ 2010年1月 ■
「仏前結婚式って、なあに?」
結婚式はお二人の門出を寿ぐ儀式です。
生涯思い出に残る大切な人生の節目にもなりましょう。だからこそ、意義深い大事な結婚式にしたいものです。
現代の挙式は仏前結婚式・神前結婚式・キリスト教式や宗教や形式にとらわれない結婚式もあり、さまざまですが、仏教徒であるならば、仏前で結婚式を行うのが本来の形でありましょう。
両家の宗教や考え方にも配慮し、十分に納得した上で決めていただきたいものです。
浄土真宗の仏前結婚式は、ご本尊の阿弥陀如来の尊前で執り行う厳かな儀式です。
お互いを尊重し、共に歩む人生のよきパートナーとして出遇ったご縁の不思議さや慶びを胸に、阿弥陀如来の尊前で誓いをたてるわけですから、お二人の人生の門出にふさわしい、清々しく意味のある式になることでしょう。
仏前結婚式の概略を主要な流れだけ掲載いたします。
一、入堂・総礼
一、勤行(おつとめ)
一、表白(阿弥陀如来への宣誓)
一、司婚者のことば
一、新郎新婦 誓いのことば
一、念珠授与(または指輪交換)
一、新郎新婦焼香
一、式杯・乾杯
一、お祝いのことば
一、総礼・退堂
指輪交換などを入れたり工夫されると良いかもしれません。
「仏前結婚式」はご門徒であれば、所属のお寺の本堂を式場にして行うことができますし、親族だけではなく友人なども参列できます。お寺にご相談ください。
※結婚式には念珠は忘れないよう心がけましょう。