■ 2020年 3月 ■
数珠ってなあに?

 数珠は「念珠(ねんじゅ)」といい、仏様に合掌するときは必ずかけます。念珠を持たないで合掌することについて蓮如上人という方が次のように仰っておられます。

 仏をば手づかみにこそせられたり。聖人(親鸞)、まったく「珠数をすてて仏を拝め」と仰せられたることなし。
                                         『御文』2帖目5通


 法事は亡き人を偲ぶことを仏さまの教えを聞くご縁といただき、仏さまに合掌礼拝する場であります。
そして、この合掌は自ら三宝(仏・法・僧)に帰依する心持ちを表現したものです。ですから法事には念珠は欠かせないのです。

<念珠のかけ方>

宗派によって作法は様々ですが、真宗大谷派の作法は次の通りです。



※念珠は左手に持ち、合掌のとき両手にかけます。