■ 2021年3月 ■
「瓔珞って、なあに?」

瓔珞(ようらく)の由来
サンスクリット語で「真珠の首飾り」という意味のムクターハーラと訳され、漢字では「瓔」=「珠のような石・首飾り」、「珞」=「まとう」という語で呼ばれています。
古くはインドの貴族の装身具として用いられていたものが、次第に仏像の首飾りや胸飾りとしてもちいられるようになりました。
後にお寺の内陣などの荘厳具(しょうごんぐ)として金・銀・真珠などを紐で連ね。浄土世界を荘厳(しょうごん・厳かに飾ること)する仏具として用いられるようになりました。
<いつ付ける?>
真宗大谷派のお内仏の両脇には通常、輪灯が一対下がっていますが、報恩講の場合にはこの輪灯上部の笠の部分より瓔珞を垂らして荘厳されます。(普段の時・平常時はおかけしませんので、汚れないところにしまっておいてください。)