萬行寺の境内にある、掲示板に書かれたことばを
紹介します。 なにげなく通り過ぎている掲示板に、
ふと、足を止めてみましょう。



■ 過去の掲示板を見る
>>今月のことばに戻る

2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年9月
2006年8月
2006年7月
2006年6月
2006年5月
2006年4月
2006年3月
2006年2月
2006年1月


<過去のことば>
2010年
2009年
2008年
2007年


字:住職 亀井 廣道

■ 2006年 10月 ■
あさな あさな 佛とともにおき
        ゆうな ゆうな 佛をいだきてふす


 このことばは、『安心決定鈔』の中に引かれる中国の傅大士(ふだいし)のことばです。傅大士は、大乗の教えに造詣が深くまた仏教以外の書物にも詳しい、尊い人であったといいます。彼は、禅宗の祖とされる菩提達磨(ぼだいだるま)と出会い、その指示にしたがって山中に棲(す)んだといわれます。昼間は農作業を行い、夜になると仏道修行に励んだといいますから、仏教に深く帰依しながら、在俗の生活をいとなんでいました。「仏とともにおき」「仏をいだきてふす」という生き方は、衆生が仏と一体となって生きることを意味します。
 わたくしたちの毎日は、沢山の苦しみで溢れています。しかし、その苦悩を苦悩だと自覚できないでいる。その迷いのなかで生きている衆生をいつもあわれみ念じている仏がいるのだということを、『安心決定鈔』では説いています。

Copyright (C) 2006 Mangyoji All rights reserved.